「万博に行きたいけどホテルが高すぎ…そうだ、船に泊まろう!」 万博開催で夜行フェリーが活況に。"船で行って船で戻る"旅の長所とは?
関西一円での「ホテル不足・料金高騰」は、万博前に始まったことではない。特に大阪府はインバウンド(訪日観光客)が1年で1.5倍増加したこともあり、府内の宿泊施設の稼働率は2024年12月の時点で83.2%。東京都を大幅に上回ってトップに立っており、ここに万博開催が追い打ちをかけている。
宿泊の需要が逼迫したことで、ホテル各社の料金は高騰する一方だ。大阪府内の平均客室単価は1万9569円と、コロナ禍のさなかの倍以上に上昇(STR調べ)。カプセルホテルでも平日の宿泊費用が40%も上昇しているという。
大阪でのホテル高騰は京都府・兵庫県にも波及し、もはや関西全体で安く泊まれない状況が続く。ここまで高騰したホテル代に新幹線・飛行機などの料金を加えると、前泊で万博に行くと1人3万円、4万円は平気でかかってしまう。

いっぽうで、九州~関西航路のフェリーは1人7000円・8000円から、ファミリー向け個室も2万円少々あれば利用できる。
フェリーは新幹線・飛行機よりお得な運賃で移動できて、ホテル代わりに利用もできるとなると、圧倒的にコスパ・タイパが良い。だからこそ、万博への移動手段として選ばれているのだ。
「このホテル、動くぞ!」高松に着いても降りない「ふね泊」人気の理由
高松東港~神戸・三宮港を結ぶ「ジャンボフェリー」は、万博開催を見据えて、ホテル代わりにフェリーを利用できる「ふね泊」サービスを開始した。



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