「万博に行きたいけどホテルが高すぎ…そうだ、船に泊まろう!」 万博開催で夜行フェリーが活況に。"船で行って船で戻る"旅の長所とは?

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また四国でも、距離的に海上をショートカットできるフェリーは、鉄道・バスより割安な運賃で対抗でき、「便利で安くて、ホテル代わりにできる」乗り物として、昔から存在感を発揮しているのだ。

半世紀前の万博でも就航していた

また前回の大阪万博(1970年)開催に合わせて「バンパックフェリー」(愛媛県・新居浜港~神戸港~大阪南港。1998年まで運航)が就航するなど、「大阪に行くなら船、万博には船」といった行動様式がしっかり残っている。

平成に入ってかなりの航路が消滅したとはいえ、いま残るのは鉄道・バス・航空との競争を勝ち抜いた航路ばかり。万博への移動手段として利用されるのは、ある意味当然でもあるだろう。

10月まで続く万博の開催期間中にフェリーがどこまで利用を伸ばし、閉幕後もフェリーを使ってくれるようになるか。関西のフェリー業界にとって、“万博特需”のあとを見据えた繁忙期は続く。 

【もっと読みたい】「並ばない万博」初日から2時間待ち!行ってみてわかった「大阪・関西万博」の”根本的な問題”とは? では、大阪万博の実態について、ライターの宮武和多哉さんが現地からレポ。豊富な写真とともに解説している。
宮武 和多哉 ライター

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みやたけ わたや / Wataya Miyatake

バス・鉄道・クルマ・駅そば・高速道路・都市計画・MaaSなど、「動いて乗れるモノ、ヒトが動く場所」を多岐にわたって追うライター。政令指定都市20市・中核市62市の“朝渋滞・ラッシュアワー”体験など、現地に足を運んで体験してから書く。3世代・8人家族で、高齢化とともに生じる交通問題・介護にリアルに対処中。著書「全国“オンリーワン”路線バスの旅(既刊2巻・イカロス出版)など

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