「社内では全く期待されてなかった」 登録者178万人のラーメンYouTube「SUSURU TV.」。明大・早大“中退”の2人はいかに事業を育ててきたか
ですが、ちゃんと説明すると、意外と『好きにやっていいよ』と言われることが多くて、皆さん優しかったですね。最初は不審がられましたが、お客さんが映らなければOKだよと皆さん許してくださいました」(SUSURUくん)

できるだけアイドルタイムに撮影に行くようにし、機材も徐々にミニマムにするようにしていった。3カ月で登録者が1万人までいかなかったら辞めようと話していたが、何とか達成。ウェブ広告代理店だったので、SEOやアルゴリズムなどはかなり頑張って研究していた。
月70万〜80万円の収益も、常に危機感があった
1万登録を超えたあたりから他のチャンネルとのコラボを始める。「はいじぃ迷作劇場」や「東海オンエア」とのコラボは特に反響があった。シバターに取り上げられた日は1日で4000人登録者が増えたという。
「この頃に、いろんなYouTuberを集めて、『みんなのラーメン』という曲を作りました。いろんな有名な方に歌ってもらって、この動画がYouTubeの急上昇1位になったんです」(SUSURUくん)
こうして1年で登録者10万人、2年で登録者30万人を達成した。25万人を突破した頃、今まで何も話していなかった親についにバレたという。
「親からは意外にも『見てくれる人がいるなら頑張りなさい』と言われました。今も結構よく観てくれていて、しょっちゅう連絡が来ます」(SUSURUくん)
ラーメンの専門YouTuberならば、まず47都道府県を達成するべきだと、2年目に47日連続で47都道府県を回るというとんでもない企画を走らせた。
「お金がないので、在来線を使い、駅からは徒歩。視聴者さんが車を出してくれたこともありました。配信400日目を香川県で迎えたのを覚えていますね」(SUSURUくん)
1年目で2人が食べていけるぐらいの収益は出ていた。大体月70万円から80万円ほどである。凄い数字だ。
しかし、常に危機感はあった。
「ラーメンを食べて動画を作っているだけだったので、絶対に頭打ちになるだろうと話していました」(矢崎さん)
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