「社内では全く期待されてなかった」 登録者178万人のラーメンYouTube「SUSURU TV.」。明大・早大“中退”の2人はいかに事業を育ててきたか

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ラーメンもYouTubeも大好き。生涯やり続けたい

できる人だけが知っている 「ここだけの話」を聞く技術
『できる人だけが知っている 「ここだけの話」を聞く技術』(秀和システム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

今年はチャンネル開設10周年。また何か新しいことを仕掛けていきたいという。

「はじめは1カ月で終わると思っていました。その後もいつ終わってもおかしくないと思いながら、動画を撮っていました。

しかし、登録者が100万を超えると止められなくなっていました。その原動力は、綺麗事でも何でもなく観てくれているファンと従業員のためです」(SUSURUくん)

SUSURUくんは動画に出る側に集中し、経営側はすべて矢崎さんが担っている。財務や、中期経営計画の策定などを学び、やっと会社になってきたという感覚だそうだ。

SUSURUくんと矢崎さん。このふたりだからこそ、「SUSURU TV.」は生まれ、続いているのだろう(筆者撮影)

今はYouTube以外の柱を作るべく奔走している。

「今はいわばYouTubeに飼い慣らされている状態です。ですが、動画自体はなくならないと思いますし、YouTubeでなくなったとしても、こういったプラットフォームは存在し続けると思うので、引き続きファン作りを頑張っていきたいと思っています」(矢崎さん)

「ラーメンもYouTubeも大好きだし、やれることなら生涯やり続けたい。動画制作がしんどいことはありましたが、ラーメンを食べることに飽きたことは一度もないんです」(SUSURUくん)

これからもラーメン界の新たな動きをいろいろと仕掛けてくれるに違いない。

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井手隊長 ラーメンライター/ミュージシャン

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いでたいちょう / Idetaicho

全国47都道府県のラーメンを食べ歩くラーメンライター。「東洋経済オンライン」「マイナビニュース」「AERAdot.」等の連載のほか、コンテスト審査員、番組・イベントMCなどで活躍中。近年はラーメンの「1000円の壁」問題や「町中華の衰退事情」、「個人店の事業承継」など、ラーメン業界をめぐる現状を精力的に取材。テレビ・ネット番組への出演は「羽鳥慎一モーニングショー」「ABEMA的ニュースショー」「熱狂マニアさん!」「5時に夢中!」など多数。東洋経済オンラインアワード2024にて「ソーシャルインパクト賞」を受賞。その他、ミュージシャンとして、サザンオールスターズのトリビュートバンド「井手隊長バンド」や、昭和歌謡・オールディーズユニット「フカイデカフェ」でも活動。著書に「できる人だけが知っている 『ここだけの話』を聞く技術」(秀和システム)がある。

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