「社内では全く期待されてなかった」 登録者178万人のラーメンYouTube「SUSURU TV.」。明大・早大“中退”の2人はいかに事業を育ててきたか
動画にとどまらない新たなチャレンジ
3年目には独立。スタートから7年間は駆け抜け続けた。
コロナ前に100万人を突破、その後110万人に伸びた。トップYouTuberの仲間入りをし、順風満帆かと思っていたが、この頃がいちばん焦っていたという。
「じわじわと再生数が落ちているのを感じましたし、なかなかバズらない。時代に合わなくなってきていることも感じていましたし、これはテコ入れをしないとと話しました」(SUSURUくん)

ここからいくつかの新しい取り組みをスタートさせる。
まずは、営業人員を入れて新体制にした。今まではSUSURUくんが出演し、矢崎さんが編集するという制作だけの体制だったが、営業を強化させ、一度やった仕事を次に繋げることを意識した。ここから動画とその他事業の2本柱を本格化させる。
さらに、動画の作り方も変えていくことにした。1本あたりの動画の尺を伸ばすこと、もう一つはショート動画にチャレンジすることだ。今までは新しいことにそれほどチャレンジせず、思考を止めていた状態だった。ぬるま湯だったのである。
「新規の層にアプローチするためには、視聴者さんのニーズに合ったものを提供していかなくてはなりません。自分たちのやりたいことと視聴者さんの観たいものとのバランスを取ることが大事だなと思いました」(矢崎さん)
このトライアルが功を奏し、ここから3年でまたチャンネル登録者が伸びていく。
「SUSURUラーメンフェス」の開催、「濃厚とんこつ豚無双」という自分たちで作ったラーメンの提供など、動画にとどまらない新たなチャレンジを仕掛けていった。会社を大きくした分、まだやれることがたくさんあるといろいろなことに挑戦した。

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