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ステレオコンポは、ついにここまで進化した 高級ヘッドフォンブームが行きつく先

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ホワイトとブラック、2つのカラーが用意される「CAS-1」は、見た目こそカジュアルなコンパクトオーディオでしかない。昔よくあった“ミニコン”と呼ばれる製品に似ているように見えるだろうが、その中身は本格派だ。

高品位なオーディオシステムは、2チャンネルステレオであっても、リスナーを中心にした半球状の音場が取り巻き、左右だけでなく斜め後方にも音が展開。さらに、楽器の前後配置まで見えるように、奥行き方向にも音源の配置が見通せるようになる。さらによい録音になれば、高さ方向にも音場が展開する。

昨今はハイレゾオーディオブームも手伝い、優れた録音の音源がインターネットから簡単にダウンロード可能になってきているが、それらの持つ情報量はそうした音場表現において大きな効果を発揮する。

しかし、そうした音場を獲得するには、部屋の音響特性やスピーカーなどの設置状況を見すえながら細かく調整しなければ得られない。ヘッドホンのように正しく装着すれば、ヘッドホンなりの音を実力通りに体験できるのと比べると、“よい音”の原体験を得ることがなかなか難しい。

小型スピーカーシステムならではの長所

コンパクトなスピーカー(左)裏面と本体裏面(上の画像をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします)

CAS-1のすばらしさは、本来はなかなか得られない立体的な音場再現を手軽な価格の、しかもコンパクトなスピーカーで実現できていることだ。もちろん、小さなスピーカーで豊かな低音は再現できない。これは物理的な制約だが、しかしその制約の中にあって、バランスよく音楽を聴かせ、その上で小型スピーカーシステムならではの長所を引き出しているのだ。

“小型スピーカーのよさ”とは、音場に広がる音楽空間を“細書きの筆”で描くように細かく描写する能力に優れていることと、スピーカーをコンパクトに配置し、近い位置でリスニングする場合にも自然に聞こえることだ。

そうした小型スピーカーシステムならではのよさを、ステンレス製の脚部やバーチ材を用いたエンクロージャ(筐体)、特徴的なバスレフポートシステムなどで磨き込んだ。きちんと設置し、よい録音の音源を鳴らすと、驚くほど立体感のある音場がリスナーの周囲に浮かび上がる。

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【独自デジタルアンプの強み】

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