ソニーの「最新Xperia」は何が進化したのか

強化するべき製品分野は明確に

ドイツ・ベルリンの「IFA 2015」で最新のXperia Z5シリーズを発表したソニーの平井一夫社長

7月末の決算で、やっと「止血作業」が終わったように見えるソニー。今や金融、不動産といった事業も手がけるソニーだが、その信用を支える「ソニー」というブランドは”エレクトロニクス製品あってのもの”だ。これは平井一夫社長兼CEOが常々口にしてきたことだが、まさにそのとおりだろう。

その意味で大規模な展示会は、ソニーブランドの先行きを占う場所である。とりわけソニーは欧州でのブランド力が強いこともあり、ドイツ・ベルリンで9月に開催される家電ショー「IFA」には毎年、大きな力を注いできた。今年のIFAの会期は9月4~9日。止血後のソニーの先行きを占う重要なイベントといえるだろう。

開催前の2日に行われたプレスカンファレンスで、平井氏は「エレクトロニクス事業は依然、厳しい環境に置かれている。しかしイメージセンサーなどB2B事業は好調だ。エレクトロニクス製品についても、ソニーのDNAとして刻まれている分野、ソニーらしさを発揮できる分野には投資を進め、新しい商品を提案、投入していく」と強調した。

Xperia Z5で進化したこととは?

ソニーは今回のIFAで、Xperia Z5、Z5 Compact、Z5 Premiumという3種類のスマートフォンを発表。得意のカメラ技術を大きく向上させ、Z5 Premiumには世界初の4K液晶パネルを搭載してみせた。

今や家電の中心的存在になったスマホでどのような製品を出すかは極めて重要。Xperia Z1以降に彼らが取り組んできた「Best of Sony」コンセプトの集大成となっている。とりわけ内蔵カメラは、従来のスペック先行のから実質的な利用者体験の向上が重視されており、動画手ぶれ補正のステディショットや暗所での撮影性能、撮影画像の印象(絵作り)などが変化した。

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