片瀬那奈さん「すべてをリセットしたかった」「会社員となった今が幸せ」30代で芸能界を離れた《"大転換"人生》の真相

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会社では、プレス、マーケティング、社長室……とさまざまな役割をこなす現在。

せっかちな性格のため、「仕事を早く終わらせたいんです。期限が1週間後であってもその日のうちに仕上げたいタイプ」だと自負し、次から次へと仕事が舞い込んでくるため「うまく手を抜く」のが課題だと笑う。

スタンスは変えず「直感」に人生を委ねて

会社員としての目標は「社長の左腕」とも。

いわゆる「右腕」として、経営陣の一員として伴走する役割ではなく「会社の空気をやわらげ、周囲が働きやすくなるようなサポートをしていければ」と意気込む。

片瀬那奈さん
40代になり、日常のささいなできごとで「幸せを感じられるようになった」という(撮影:今井康一)

かたや、より広く「人生」においての将来像はどうか。

片瀬さんは「決まったレールを歩くのが好きではなくて、これまで『幹は1本で枝がたくさん分かれている』ような生き方をしてきた」としみじみ語る。

選択肢はいろいろあるし、必要となったら選べばいいと思うんです。何か決断するときは、目の前にある空気感を大切にしていて。たとえば、自宅選びでも細かな条件ではなく、『ここ、なんかいい』という直感に任せて決めてきたし、何事も直感に任せるほうが成功確率も高かったので、これからもスタンスは変わらないと思います」

ありのままで生きる。月並みな表現ではあるが、片瀬さんの人生はそう形容するほかなく、うらやましい。

刺激を求めていた若い頃と比べて「帰宅後に猫とじゃれたり、なんでもない時間が楽しい」とも。

会社員となった今が「幸せ」と自信を持って話す、肩の力を抜くかのような生き方には背中を押された。

*【あわせて読みたい】
《女優→一般企業の会社員》片瀬那奈さん「金曜の夜の解放感が…」異例の転職3年目の"リアルな日常"
カネコ シュウヘイ 編集者・ライター

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Shuhei Kaneko

1983年11月8日生まれ。埼玉県出身。編集者・ライター。成城大学文芸学部卒。20代後半に自動車系雑誌の編集プロダクションから独立。以降、フリーランスとして活動を続ける。ライブへ月4〜5回通うほど根っからのアイドル好きが講じて、2014年頃からはエンターテインメント分野を中心に、取材・執筆へ尽力する。雑誌、Web、書籍と媒体は問わず。ブックライターも担う。

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