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京都、浅草…「インバウンド需要急増」の光と影。観光客誘致を目指す地方自治体へのヒント

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外国人客で混み合う京都・祇園の通り
外国人客で混み合う京都・祇園(撮影:今井康一)

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インバウンド(訪日外国人観光客)の急増を受け、外資系ホテルの進出ラッシュが始まった。規模で勝る外国勢に日本勢が対抗するすべはあるだろうか。本特集では隆盛を極めるラグジュアリーホテルの最前線に迫った。

観光課題先進地 京都市の模索

日本が誇る観光地・京都。その人気と切り離せないのが、オーバーツーリズム問題だ。「四条河原町や清水など人気観光地は旅行者による混雑やゴミが目立つ。自動販売機横のゴミ箱に食べ物ゴミなどが詰め込まれている」と市内のホテル会社関係者は打ち明ける。

現地住民からも不満の声は上がる。京都観光に関する市民意識調査によれば、2024年に路線バスや地下鉄などの公共交通機関が混雑して迷惑したと回答した割合は8割超。23年比でやや悪化している。

京都市は京都駅と主要観光地を結ぶ観光特急バスの導入やピーク期の市バス増発など、対策を打ち出す。ゴミ対策では、ゴミを自動圧縮するスマートゴミ箱を設置した。

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