【激震】あなたの退職、実は無効かも? 辞表、退職届、卒業…今さら聞けないビジネス用語のヤバい落とし穴

「辞表」は誰もが使えるわけではないことをご存じですか?(出所:istock)
普段何気なく口にするビジネス用語。その本当の意味、あなたは正しく理解していますか? 山田英夫氏(元早稲田大学教授)の著書『図解 ビジネス版 悪魔の辞典』は、そんなビジネスシーンに潜む言葉の「裏の顔」を鋭く、そしてユーモラスに解説しています。
例えば、「辞表」。ドラマのように叩きつけるイメージがありますが、実は誰もが使えるわけではないとしたら? 退職時に出す書類にも種類があり、それぞれに重要な意味合いが隠されています。言葉の裏に隠されたビジネスの真実を覗いてみましょう。
【辞表】
意味:叩きつけられるように、頑丈に作られた書類。
意味:叩きつけられるように、頑丈に作られた書類。
辞表を叩きつけたい貴方へ、残念なお知らせ
「辞表を叩きつける」という言葉がありますが、一般の会社員は辞表を叩きつけることはできません。実は、役員や公務員といった雇用契約がない人が職を辞するときに出すのが辞表だからです。民間の会社員は、退職届か退職願を出すことになります。
退職届か退職願かは、出す人が決めてよいのですが、少しニュアンスが違います。退職届は正式な退職意思の表明なので、会社は拒否する余地がありません。
確実に退職を決めたいときには、退職届を出しましょう。漫画やドラマで、退職したくても、上司が辞表をビリっと破って受け入れてくれない場面がありますが、退職届の場合は、ルール上は破かれても有効なのです。
一方退職願は、会社に退職を願い出るときに出す書類なので、会社の同意が必要で、交渉の余地があります。転職を迷っていて、引き留めてもらいたいときには、退職願が有効です。
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