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トランプに向けられる「ゲーマーたちの怒り」。振り回されるスイッチ2、“マリオ祭り”が台無しに

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フィラデルフィア在住のゲーマー兼ライター、ジェイク・スタインバーグは先日、スイッチ2のデモをプレイするためニューヨークを訪れた。今、彼はどこまでの値上げだったら許容できるか決めかねていると話す。

「皮肉が半端ない。みんな『ゲームに政治を持ち込むな』って繰り返していたくせに、政治がゲームに入ってきたのだから」

任天堂は長年、ゲーム機を中国で製造していたが、第1次トランプ政権下の2019年に、製造の大半をベトナムに移管した。関税、およびアメリカと中国の貿易戦争の脅威を回避するためだ。

そうした取り組みは無駄だったと映る。先日発表されたトランプの関税計画はベトナム、日本、マレーシア、カンボジアからの輸入品に対し、それぞれ46%、24%、24%、49%という高関税を上乗せするもので、同地域のメーカーには関税回避の選択肢がほとんど残されていない。

任天堂は最もラッキー?

もっとも、同関税の適用は一時停止されたため、任天堂は最もラッキーな企業の1つといえるかもしれない。

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