B観戦環境 3.0
1979年開場、1998年に屋根が設けられドーム球場に。2021年には大改装を行い、芝生だった外野席も含めてクッションのある椅子席にした。ネット裏を中心にエグゼクティブシート、プレミアムシートなども設置。観客席のグレードは12球団でもトップクラスだ。しかし、温暖化が進む中、半屋外のドームの熱気と湿気は耐えがたいものになりつつある。選手からも苦情が出るなど、厳しい状況だ。
C場内店舗、施設 4.5
内外野に50店舗、球場前の駅前広場にも10店舗。L‘s Kitchenという名のオリジナルグルメが充実している。「エルズクラフト」では、スコットランド発祥のクラフトビールBREWDOGを楽しむことができる。メキシコ料理やベトナム料理など、球場グルメの域を越えたバラエティだ。ビールは800円から900円に値上げしている。遊戯施設「テイキョウキッズフィールド」も併設。
D周辺施設、環境 3.0
球場に併設して二軍本拠地の「CAR3219フィールド」があるが、周辺に商業施設はない。球場内でボールパークが完結している印象だ。ただ、少し足を延ばすと多摩湖だ。フィールドアスレチックコースなどがあり、ここで昼間遊んで、夜ナイターというコースもありだ。
12球団 本拠地評価まとめ
Aアクセス、B観戦環境、C場内店舗、施設、D周辺施設、環境で12球団を査定するとこうなる。


大げさに言えば2023年にエスコンフィールドHOKKAIDOが開場したことで、他の11球団の本拠地は、一挙に陳腐化したと言っても良い。
野球場は「野球を観る」だけではなく、家族で「半日楽しく遊ぶ」場になりつつある。この春は12球団中10球団でビールが値上げになった。グルメも高くなった。家族4人で球場に行けば、チケット代も含め2万円以上になるだろう。それだけに面白い試合と施設の充実に期待したいところだ。
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