借り手がつかない「地方の空き家」を「高収益物件」に大変身させる男が教える“稼げる修繕”のコツ

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DIYというと簡単なリフォームをイメージするかもしれませんが、私の場合は本格的な大工工事です。床は床材から張り替え、畳からクッションフロアに変更。この家の場合は壁を抜いて4LDKから3LDKに間取りも変えているところです。軒先には外れていた雨どいを設置し、まだ手を付けていませんが、外壁もペンキを塗り替えます。

DIYの様子(筆者撮影)
床の張り替え
(筆者撮影)
リフォーム
(筆者撮影)

大幅なDIYをするには専門的な工具が必要で、材料もみずから仕入れないといけません。それでも専門家に頼むより大幅に安く、床の木材やクッションフロア、水回りなどを含めて35万円ほど。プロに依頼すると100万円は超えるので、かなりのコストダウンになります。

この家は月4万8000円で貸す予定なので、購入+リフォームの総費用約40万円に対して、実質利回りは80%を超えます。物件が格安であることに加え、自身で手間をかけることで高収益物件を生み出せるのも空き家投資の魅力です。

岐阜の築40年ビルを購入

もう1つは、岐阜県で2023年の冬に購入した駅前にある築40年の1棟ビルです。1階は店舗、2~4階が住居となっており、空室の4階を約7万円かけて原状回復し、私の事務所として使っています。費用の内訳は床に使うベニヤ板、クッションフロア、残置物の撤去代、清掃用具です。

売り主は近隣の元飲食店オーナーで、お店をたたむのに伴いビルも手放したいということから、不動産会社経由で話が回ってきました。価格も相場からかけ離れており、数百万円。4階は私が使うので賃料収入は発生しませんが、それでも80%近い利回りです。

すでに入居者がいるオーナーチェンジ物件だったこともメリットでした。すでに1年以上保有しているので元手の回収は終わり、今はお金を生み続ける優良物件になっています。

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