『りんごかもしれない』など≪10年で30作品≫を生んだベストセラー絵本作家・ヨシタケシンスケさんが語る、意外な”創作の原動力”

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ヨシタケシンスケさん
インタビューに応じる絵本作家・ヨシタケシンスケさん(撮影:梅谷秀司) 
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絵本『わたしのわごむはわたさない』『おしっこちょっぴりもれたろう』など、子どもの”あるある”をユニークに描く作品で人気の、絵本作家・ヨシタケシンスケさん。
独自の世界観にあふれた作品は、子どもだけでなく大人も魅了してやまない。
作家デビューは2013年、40歳のときで意外にも遅く、それから10年余りで30作以上の絵本を世に送り出している。
“遅咲き”とも言えるヨシタケさんに、絵本制作の舞台裏を聞いた。
(本記事は後編です)
前編:『ヨシタケシンスケ絵本「あるある」なのに独特な理由』

人を憎まずに立場を憎む

──絵本や展覧会を作る際には、いろいろな方とのコミュニケーションが必要になりますよね。仕事のコミュニケーションは、どんな点に気をつけていますか?

相手の立場と人間性をわけて考えるようにしているかもしれません。人と話していて「なんでこの人はイヤなことばっかり言うんだろう……」と感じることってありますよね。そういうときは「この人が守らなきゃいけないものって何なんだろう」って考えると、ある程度許せるんです。

展覧会でも「立場上、すぐオーケー出せないよな」とか「事故が起きたらこの人の責任になっちゃうんだもんな」と思えると、こっちにも余裕ができる。お互いに本音と建前があるよね、と認識さえできれば、「俺はいいと思うんだけどねぇ。やっぱでも立場上難しいんだよ」ってところから、もう少し建設的な話ができる気がします。人を憎まずに立場を憎むといいますか。

『あつかったら ぬげばいい』(白泉社)の「おとなでいるのにつかれたら あしのうらをじめんからはなせばいい」を実践できる展覧会会場の「森」にいるヨシタケさん(撮影:梅谷秀司)
写真32枚:ヨシタケシンスケさんの絵本の世界が体感できる展覧会はこんな感じ。自分だけのおまじないを作ることができる展示や「じごくのトゲトゲイス」、規格外の3990円“おとなもこどももみなさまランチ”も(撮影:梅谷秀司)
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