加熱化するお受験で「ダメになってしまう子」の親が《見落としている“5つのこと”》 IQとEQを育てるポイントがある

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逆に結果を褒めてしまうと、「結果を出せない人は存在価値がない」と考えることにもつながりかねません。

2.他人との比較ではなく、過去との比較で褒める

「〇〇ちゃんより上手だね」といったように、他人との比較で褒めるのは、よくやってしまいがちですが、子どもの自尊心を傷つけてしまいます。

他人との比較でしか自分の価値を感じられない子どもになってしまい、やがて自分に自信が持てなくなっていくのです。

そもそも子どもは、つねに人と自分を比べてしまいます。自分は〇〇ちゃんに比べてこれができないとか、そうやって比較してしまうものです。親が一緒になって他人と比較すると、自分を信じる力が育っていかないのです。

過去と比較して、前よりできるようになっていることが自覚できると、自信が育っていきます。

また、「人は人、自分は自分」と切り分けて考えられるようになると、他人の長所を、嫉妬するのではなく、称賛したり、そこから学び取ろうとする心が育ちます。

他人との比較から脱却することが若いタイミングでできると、かなりEQの高い大人になることができます。

3.変化に気づかせるように褒める

子どもは、自分で自分の変化にはなかなか気づけないものです。

ですので、定期的に振り返って、3カ月前よりすごいできるようになっているね、など、変化に気づかせるような場を設けておくと、さらに自信が育つはずです。

EQを育てる受験にするには③

親のEQを磨く

こうやって改めて見てみると、子どものEQを育てるには、そもそも親のEQが大事になってくるということがわかります。

子どもの気持ちに寄り添い、無理を強いることなく、学びたい気持ちを育て、できる喜びを増やしていく。そして、結果に着目するのではなく、プロセスに目を向け、子どもが何に興味を持ち、それを楽しめているのかに心を配り、褒め方を工夫する。

こうした態度は、ビジネスの世界において優秀なリーダーが実践していることです。

これらを実践するのは、親が子どもに対して、テストの点数だけ意識するような、IQ重視の姿勢になっていたら不可能でしょう。

また、EQを育てることがIQを育てること上げることと必ずしもぶつからないどころか、IQを上げるにはEQを上げることが重要だということもわかっていただいたと思います。

自分の子どものことになると、できなくなることも多いのですが、改めて、受験への向かわせ方をEQの目線で見直すと、改善の糸口が見えるのではないでしょうか。

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アルファポリスビジネス編集部

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