加熱化するお受験で「ダメになってしまう子」の親が《見落としている“5つのこと”》 IQとEQを育てるポイントがある

その勉強、イヤイヤさせていませんか?(写真:Hakase/PIXTA)
研修の企画・講師を年200回、トータル2000社、累計2万人を超えるビジネスリーダーの組織づくりに関わってきた組織開発コンサルタント・高野俊一氏による連載「上司1年目は“仕組み”を使え!」。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボによりお届けする。
受験を楽しんで勝つために必要なこと
小学校・幼稚園受験がかつてでは考えられないほど一般的になっています。現代の「お受験」は、子どもだけでなく親も本気で向き合わなくてはならない厳しい試練なのです。
そうした大変な受験をいかにして乗り越え、「楽しんで勝つか」について、さらに踏みこんで書きたいと思います。
まず前提として、前回も書きましたが、受験することに対して、子どもを支える親の「目的」がブレないことが大切です。
受験というのは、時間的に、経済的に、精神的に、非常に負荷のかかるものです。子どもの勉強に付き合うことで多大な時間を奪われたり、塾や教材の費用で家計を圧迫されたり、子ども自身がやる気を失って勉強嫌いになってしまったり、心を折るような壁が幾度となく立ちはだかります。
そのため、「周りがやっているから」「なんとなくかっこいいから」「子どものためになりそうだから」といったあいまいな目的意識では、受験を乗り越えるのは不可能です。
だからこそ、親の「目的」がブレないことが重要になってきます。
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