「男女逆だったら絶対アウトだろ」…《子宮恋愛》《夫よ、死んでくれないか》深夜ドラマに“過激タイトル”続々登場で露呈した「ヤバすぎる背景」

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ウェブ漫画の競争が激化し、読者の奪い合いが起きる中、過激なタイトルと内容の作品は重要な戦略の1つ。あまたある漫画の中から選ばれて読んでもらうための戦略として、多くの作品がそれを意識して配信しています。

同様にテレビドラマの制作サイドも、配信視聴の普及と動画配信サービスの浸透などで作品数が大幅に増えて「配信で選ばれ、見てもらうこと」の重要性が高まりました。その有効な策として、過激なタイトルと内容のドラマが増えたのです。

漫画の発行元はドラマ化してもらうことで売り上げが増え、ドラマの制作サイドは漫画を実写化することで配信再生数を稼げる。メディアミックスのようなコンテンツ展開になるなど両者にメリットがあるため、スピーディーなドラマ化が実現しやすくなっています。

2010年代までは名作揃いだった「深夜ドラマ」

そしてもう1つ、過激なタイトルと内容のドラマにおける共通点は、深夜帯の放送であること。もともと放送収入という点でゴールデン・プライム帯よりも厳しい深夜帯は、より配信再生数を得ることが求められています。むしろ配信再生なら放送時間帯は関係なくいつでも見てもらえるため、動画配信サービスで選ばれるうえでの条件はゴールデン・プライム帯とほぼ変わりません。

ただ、多くの作品から選ばれ、続けて見てもらうための手段として過激なタイトルと内容の作品が増えすぎている感があります。

実際、「子宮恋愛」を手がける読売テレビのコンテンツ戦略センター・田中雅博コンテンツ戦略部長は改編会見で、「深夜ドラマは“話題化”というところが大切と思っています」などと語っていました。

ここでの問題は、話題になるほどの過激さと、面白さや質の高さが共存しづらいこと。数年前までドラマ好きの間では「ゴールデン・プライムより深夜ドラマのほうが面白い」と言われ、多くの名作が誕生しましたが、近年そうではなくなってしまったのです。

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