人口1800人の村で営業「知る人ぞ知る高級店」も掲載!隠れた実力店を取り上げるフランス発"黄色い"レストランガイド『ゴ・エ・ミヨ』が面白い

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
授賞式
フランス発のグルメガイド『ゴ・エ・ミヨ2025』の授賞式(写真:筆者撮影)

フランス発のレストランガイド『ゴ・エ・ミヨ2025』が、3月18日に全国書店で発売された。

『ゴ・エ・ミヨ』は書籍の表紙の色から「黄色いガイド」とも呼ばれており、今年は計563軒の飲食店が掲載されている。日本版の刊行は今年で9年目だ。

『ゴ・エ・ミヨ』の特徴は以下の通りだ。

①全都道府県を掲載対象としている

『ゴ・エ・ミヨ』は2023年から47都道府県を掲載対象としており、各都道府県から多くて約140軒(東京都)、少なくても2軒は選ばれている。

ミシュランガイドが現在、東京・京都・大阪・奈良の4都府県のみが掲載対象であるのと対照的に、『ゴ・エ・ミヨ』はすべての都道府県からおすすめの店が探せる。なお、ミシュランガイド同様、公式サイト上で掲載店舗名と点数を検索することができる。

②評価基準は「予約から見送りまで」

調査は覆面で行われ、料理だけでなく、それを支えるサービスやしつらえも加味される。点数は20点満点で記載10点~20点まで0.5点単位。実際は、おおよそ13.5点~19点の範囲にあるようだ。

③「今年のシェフ賞」ほか、10の賞を設定

シェフのほか、サービス、また生産者や職人などを顕彰する賞を設定している。レストランを支えるのは人という考えからだ。

④新しい才能の発見に力を入れている

フランス発祥の『ゴ・エ・ミヨ』は、1980年代にジョエル・ロブションやギィ・サヴォワなどのちに世界的名シェフとなる才能を早く見出してきた歴史がある。そこから、気鋭のシェフ(店舗)を多く見出し、取り上げることを目指している。

①~④の中で特に重要なのは④「新しい才能の発掘」だろう。

【この記事の写真】独特の世界観を持つレストランや授賞式の様子など(9枚)

個性ある新規掲載レストランを紹介

2025年に新規掲載となった、個性ある若手のレストランを3軒、ご紹介したい。3軒はいずれも、交通の便が決してよいと言えない場所にあることが共通している(食べログの点数は、2025年3月現在)。

ラームス(徳島県佐那河内村)15点(食べログ3.05点)

店の場所は徳島県の山あい、佐那河内村(さなごうちそん)。徳島駅から車で30分、人口約1800人(2025年2月現在)の徳島県唯一の「村」だ。

ラームスの外観
徳島県佐那河内村にある「ラームス」の外観。資材置き場を改装した店舗は道路から見えにくい場所にあり、一度でたどり着ける人は少ないだろう(写真:筆者撮影)
次ページ個性豊かな若手が営むレストランを紹介
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事