人口1800人の村で営業「知る人ぞ知る高級店」も掲載!隠れた実力店を取り上げるフランス発"黄色い"レストランガイド『ゴ・エ・ミヨ』が面白い
「今年のシェフ賞」は「青空(はるたか)」の高橋青空さん。副賞として200万円が贈呈された。2017年の日本版創刊以来、すし職人が「今年のシェフ賞」を受賞するのは初めてだ。
高橋さんは東京の「すきやばし次郎」小野二郎さんに師事し33歳で「青空」として独立、以来着実にキャリアを重ね、現在では若手の指導にも力を注いでいる。

また「トラディション賞」を受賞した輪島塗塗師の赤木明登さんや「明日のグランシェフ賞」に選ばれた「レスピラシオン」の3人のシェフは、2024年1月に発生した能登の地震からの復興への思いを語った。
「能登には素晴らしい食文化があり、大好きな生産者さんも作家さんもレストラン仲間もたくさんいます。今はそれぞれが未来に向けて行動している。僕らはそれに寄り添っていけたらと思っています。まだまだ復興支援が必要です。引き続き皆さんの力を貸していただけたらと思います」(レスピラシオン)

『ゴ・エ・ミヨ 2025』で新規掲載となった店は、確認できただけで50軒ほどある。全掲載店のうち、全体の約10分の1は新しい店という計算だ。このように毎年、新規店舗を多く取り入れることで、『ゴ・エ・ミヨ』は新しい才能の発掘を図っているようだ。
『ゴ・エ・ミヨ』の真骨頂とは
『ゴ・エ・ミヨ』は「新しい才能の発見」と並んで「その土地ごとの食文化“テロワール”」を重視している。料理の個性には、その地ならではの食材が大きく寄与するという考えからだ。
今回紹介した新規掲載の3軒のレストランはいずれも、交通の便が決してよい場所とはいえない。ファインダイニングがこれまで成立しえなかったような場所にも人を惹きつけるレストランはある。地域の風土、歴史、文化を料理に表現する「ローカル・ガストロノミー」が話題になっているいま、日本国内からそのような店を一定の基準に基づいてすくい上げ、地方を盛り上げていこうとする『ゴ・エ・ミヨ』はその指標になるといえそうだ。
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