人口1800人の村で営業「知る人ぞ知る高級店」も掲載!隠れた実力店を取り上げるフランス発"黄色い"レストランガイド『ゴ・エ・ミヨ』が面白い

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開業は2023年11月で食べログでは3.05点。点数で絞り込んでもこの店は見つからない。食べログでは一定数のレビューが投稿されないと適切な点数にならないからだ。2025年3月時点でレビューは2件のみで、そのどちらもが「店がわからなくて通り過ぎた」と書くほど目立たない場所にある。

ストリートビュー
ストリートビューで確認しても、道路からではレストランと思えない外観で、多くの人が通り過ぎてしまう(画像:Google)

シェフの錦野真弘さんは1994年生まれ。イタリアで修業、みずからの料理を「ヨーロッパ料理」と規定し、「1年目にして食材の9割を徳島産で調達」(選評より)しているという。薪火と炭火を駆使し肉を自ら熟成する。

「ラームス」の料理
「ラームス」の料理。薪で火を入れた鹿肉の上にシェフが山で採ってきた山菜、野草を20種類ほど合わせている(写真:錦野真弘さん撮影)

このような、まだ広く知られていない実力店をすくい上げる目配りが、『ゴ・エ・ミヨ』の強みといえるだろう。ちなみに人口1800人の佐那河内村にはもう1軒、日本料理の名店「虎屋壺中庵」がある。

刃物研ぎに1日5時間、独特の世界観

ノーミ レストラン(京都府福知山市)14.5点(食べログ4.09点)

場所は京都府福知山市。これも「ラームス」と同様に山あいにあり、公共交通機関での訪問はかなり難しい。

特殊なレストランだ。料理学校などで学んだ経験のない19・22・24歳の若い3兄弟が調理を担当。それだけでも特殊だが、この店の最も大きな特色は、刃物研ぎに1日5時間かけるという、刃物の切れ味へのすさまじいまでの執心だ。

ラームスの3兄弟
「ノーミ レストラン」の3人のシェフ。左から山本陽之進さん(22)、凛志郎さん(19)、遊士丸さん(24)(写真:筆者撮影)
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