世界中で注目が集まる超薄型スマートフォン。アップルの次期「iPhone 17」シリーズにも極薄モデル「Air」が登場する可能性高まる

モバイルの祭典とも言われる「MWC 2025」が3月上旬、スペインのバルセロナで開催された。スマートフォン新製品も多く展示される中、注目を集めたのは本体の厚みを極限まで薄くしたスリムなモデルだ。スマートフォンの大型化が進む中で、薄型スマートフォンはこれからトレンドになるのだろうか? アップルの次の新製品「iPhone 17」シリーズに薄型モデルがラインナップする可能性は大いにあるだろう。
厚さ5.75mm、世界最薄スマホに注目が集まる
MWCに出展したTECNO(テクノ)が展示していた「SPARK Slim」は厚さが5.75mmという、世界最薄のスマートフォンだ。TECNOの名前を知る日本人はまだ少ないだろうが、インドやアフリカでは広く知られたメーカー。TECNOの親会社のTranssionは傘下に3つのブランドを持つが、その3社合計のスマートフォン世界出荷台数はアップル、サムスン電子、シャオミ、OPPOに次ぐ5位。日本人の知らないメーカーが実は世界シェアの上位に入っているのである。
一般的なスマートフォンの本体の厚さは7mmから8mm程度だが、SPARK Slimは「まるで紙のよう」と錯覚してしまうくらい薄い。SPARK Slimを数分程度触ったあとに一般的なスマートフォンを持ってみると、逆にその厚さに違和感を覚えてしまうくらいSPARK Slimの薄いボディーは使っていて心地よさも感じられた。胸ポケットに入れるときも引っ掛かりもなく、超薄型スマートフォンの使い勝手は快適だった。

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