この元ベテラン社員によれば、(学歴や能力などが)ファーウェイの正社員の採用基準を満たさない求職者が非正規社員として採用されるケースが少なくないという。
「近年の(大学新卒者の)就職難で、たとえ名門大学の卒業生でもファーウェイの正社員になるのは難しい。彼らの一部は非正規社員の道を選び、そこから(実績を上げて)正社員に抜擢されるのを夢見ている」

財新記者の取材によれば、非正規社員の不正採用に関与した部署は多岐にわたる。具体的には情報通信機器の製品・ソリューション部門、半導体部門、販売・アフターサービス部門、(スマートフォンなどの)消費者向け端末部門、品質管理部門、人事部門などが含まれているもようだ。
「社内制度に問題」との声も
不正に手を染めた管理職は、求職者に便宜を図る見返りとして金銭を要求し、個人の懐に入れていた。
「研究開発部門やテスティング部門では、管理職が部下のエンジニアとグルになり、請負契約で働く非正規社員を不正採用していたようだ」。研究開発部門のある現役社員は、財新記者の取材に対してそうコメントした。

一方、研究開発部門の別の現役社員は、「責任ある立場の者が私利私欲に走るのは言語道断であり、処分は当然」と前置きしたうえで、ファーウェイの社内制度にも問題があるとの見方を示し、次のように証言した。
「各事業部門の現場(の管理職)が、本来なら人事部門が責任を持つべき採用計画のノルマを持たされており、それが部門の業績評価基準の1つになっている。このような(現場に強いプレッシャーをかける)社内制度が、不正行為への誘惑を生む温床になっている面があるのではないか」
(財新記者:覃敏)
※原文の配信は3月11日
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