香港ディズニー「アナ雪」効果で10年ぶり黒字化 入場者数がコロナ前を上回り、園内消費も好調

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香港ディズニーランドは長年赤字が続いていたが、「アナ雪」エリアの人気をテコに黒字化を達成した(写真は香港ディズニーランド・リゾートのウェブサイトより)

香港ディズニーランド・リゾートは2月25日、2024会計年度(2023年10月~2024年9月)の最終損益が10年ぶりに黒字化したと発表した。

同年度の純利益は8億3800万香港ドル(約161億円)と、2005年の開園以来の最高益を記録。入場者数は同じく過去最高の延べ770万人に達し、新型コロナウイルスが大流行する前の2018年を上回った。

来園客の消費意欲も旺盛で、(アトラクションのチケットや飲食、物販などに費やした)1人当たりの平均消費額は前年度より28%増加。香港ディズニーが運営する3つの直営ホテルの稼働率は73%と、同26ポイントも改善した。

「世界初」で海外からも集客

こうした好調の原動力になっているのが、アニメ映画『アナと雪の女王』をテーマにしたアトラクションエリア「ワールド・オブ・フローズン」だ。世界各地のディズニーランドで初めての「アナ雪」エリアとして2023年11月に開業し、物語の舞台であるアレンデール王国の氷の城や城下町が再現されている。

同エリアの2大アトラクションである、そり型コースターの「ワンダリング・オーケンズ・スライディング・スレイ」とボートライドの「フローズン・エバー・アフター」も、香港内外のファンの評判を呼んだ。

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