将来を考えた不動産購入【不動産エージェントが選ぶ「大阪府」4つの注目エリア】 交通の利便性や街が活気づく要素、社会変革も見据えて

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北摂の中でも、今後とも人気が継続しそうなのが豊中市と吹田市です。豊中市は梅田駅まで約10分でアクセスできるほか、新大阪駅へも乗り換えなしで行くことが可能。大阪国際空港(伊丹空港)も市内にあるため、遠出に便利なところも地価の安定に寄与するでしょう。

吹田市は、古くからのお屋敷街とニュータウンに二分されていますが、どちらも大阪・関西の成功者が住む街として有名です。大阪以外からの転居者の割合も高い地域であり、教育熱はかなり高く、今後とも大阪随一のブランド力は色あせないでしょう。

注目エリア4「堺市北区・堺区」

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堺市は中世に文化・技術の発信地として隆盛を極め、「ものの始まりはなんでも堺」と言われるほどの貿易都市・商業都市として発展しました。現在も大阪第二の政令指定都市でありながら、市内に日本最大の前方後円墳(仁徳天皇陵古墳)など、複数の古墳を有する歴史の街でもあります。

そんな堺市は、大阪市中心部に電車で15分程度もあれば移動できる、交通利便性の高いエリアでもあります。北摂のような上品さはないものの、なにわの庶民感覚が好きな人には、おすすめの地域と言えるでしょう。また、不動産価格も大阪市中央部や北摂エリアに比べると手頃になるため、利便性のわりにはコスパがよいと言えます。

長嶋 修 不動産コンサルタント(さくら事務所 会長)

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ながしま おさむ / Osamu Nagashima

1999年、業界初の個人向け不動産コンサルティング会社『株式会社さくら事務所』を設立、現会長。以降、さまざまな活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築いた。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任している。主な著書に、『マイホームはこうして選びなさい』(ダイヤモンド社)、『「マイホームの常識」にだまされるな!知らないと損する新常識80』(朝日新聞出版)、『これから3年不動産とどう付き合うか』(日本経済新聞出版社)、『「空き家」が蝕む日本』(ポプラ社)など。さくら事務所公式HPはこちら
 

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