身寄りがない、あっても疎遠であるといった場合、たとえば地元に信頼できる弁護士、司法書士、行政書士などの専門家がいれば、事前に相談して、身元保証、遺言書、任意後見契約、死後事務手続きなどについて包括的な契約を結んでおくと安心です。
専門家の伝手がなく、よくわからない場合は、地域包括支援センターに相談してアドバイスを受けてもいいでしょう。
その他、身元保証サービスを行う企業も増えています(いずれも信頼できるかどうか、よく検討しましょう)。
「もしも」に備えて事前の準備を
ちなみに、Aさんご夫婦のご自宅には相続や施設についての書籍や資料がたくさんありました。勉強はしていたものの実行に移さず、そのまま倒れて入院ということになってしまったのです。
もしも病気になったら、もしも倒れたら、もしも介護が必要になったら……。
これらの「もしも」が、老後はかなり高い確率でやってきます。
しかも、いつ来るかはわかりません。
老後はお金以上に、「もしも」への「準備」が大事です。
「もしも」にしっかり備えたうえで、安心して老後生活を送ってほしいと思います。
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