そんなとき、病院を通して、私にご依頼がありました。
Aさんご夫妻のようなケースでは、本来であれば、事前に包括的な事務委任契約を結んでおくのが通例ですが、今回は緊急ということで、ご主人から委任状を受けてご自宅から必要書類などを探し出し、私が身元保証人となって入居準備を進め、施設に移ることになりました。
入居後もさまざまな支援が必要になる
もちろん、それだけではすみません。
月々の施設利用料などの支払いをはじめ、資産の確認・口座の整理など、やるべきことは山積みです。ご主人の意向を伺いながら遺言書の作成なども、並行して進めます。
もちろんこれらは実のお子さんに連絡せずに進めるわけにはいきませんから、海外在住の娘さんになんとか連絡をとり、連携しながら進めています。
以来、かれこれ数年間、私はAさんご夫妻の身元保証業務に携わっています。
身寄りのない方が施設に入る場合、お金だけではすまないということがおわかりいただけたかと思います。
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