37歳で離婚→京都で自由謳歌する女性の"不安" 彼女が「法律婚はもうこりごり」だと言うワケ

✎ 1〜 ✎ 9 ✎ 10 ✎ 11 ✎ 12
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
大西さん
37歳で離婚をして京都に移住した大西さん。京都の文化やアートに触れられるのが楽しいという(写真:大西さん提供)
アラフォーというと仕事が波に乗ってきたり、育児に追われたりしている人もいる年代だ。そんなアラフォー世代の人は離婚した後、どんな人生を送っているのだろうか。今回は32歳で結婚し、37歳で離婚した女性に話を聞いた。

離婚後、京都のシェアハウスへ

離婚を機に関東から京都に移住したという大西静香さん(仮名・39歳)。Zoomの画面にはいかにも京都らしい和風の羽織を身にまとった女性が現れた。大西さんの背後にはハイカラな柄の着物が吊るしてあり、普段から着物を着る様子がうかがえた。

「32歳のとき、大手企業の正社員になったのをきっかけに結婚しました。結婚して子育てをすることまで考えると、大手企業の正社員のほうが産休や育休の制度などが手厚いと思ったからです。でも、元夫とコミュニケーションがうまく取れなくなり、37歳で離婚に至りました。離婚したことで大手企業にいる必要がなくなったので会社をやめてフリーランスになりました」

元々芸大卒だという大西さん。学芸員の資格も持っており、日本の文化をもっと身近に感じたく、離婚を機に京都のシェアハウスに引っ越した。

「ちょうど『初めて会う人を家族と思ってみよう』というテーマのコミュニティを作る社会実験で、京都でシェアハウスに住む人を募集しているのを知ったんです。それで、最初は京都のシェアハウスに1カ月ほどショートステイしました。レトロな女子寮といった雰囲気で、共有のキッチンとトイレ、お風呂があり、それぞれの個室があるといったシェアハウスで、学生寮をリノベーションした建物でした」

次ページ生活スタイルが激変
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事