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大苦戦の渋谷「道玄坂通」で一人勝ちする店の正体 ドンドン店が撤退、ドンキ運営・商業施設の実情

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  • 大関 まなみ フードスタジアム編集長/外食ジャーナリスト
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飲食業界的にはある意味掟破りであり、本来はあり得ない組み合わせだが、狙ってなのだろうか。それとも、どうしても他のテナントを見つけることができなかったのだろうか。 

向かい合うかたちでカフェが配置される(筆者撮影) 

1個715円のジェラート店が撤退 

そんな「道玄坂通」では、ここのところ、テナントの撤退が続いている。昨年秋には、ジェラート店「Giolitti(ジョリッティ)」が、そして今年に入って惣菜店の「eashion fun SHIBUYA(イーション ファン シブヤ)」が相次いで撤退。現在、この2区画が歯抜けになっているのだ。 

「Giolitti」は、他に原宿や有楽町にも店舗があるが、今回は立地と業態に決定的なズレがあったように思う。 

筆者もふらりと入ってみたことがあるが、ジェラートは一番安いシングル(1種)でも715円、トリプル(3種)のコーンだと935円、また2000円近いパフェもあった。 

この時は、筆者も「使い方を間違えたな」と思った。通路の途中にあり気軽な休憩で入ったつもりが、価格帯的にもう少し楽しみにしながら行く店という印象を持った。ジェラートは美味しかったが……。 

あまり客入りはよさそうに見えず、特に冬場は厳しそうだった。案の定、閉店となってしまったが、抜け殻になった店舗の前で通りがかりの親子が「ママー、なんであのジェラート屋さん閉店したの?」「高いからだよ」と会話していたのが聞こえた。 

閉店後の「Giolitti」(筆者撮影) 

一方で「eashion fun SHIBUYA」は、駅ナカ施設やデパ地下を中心に出店している惣菜ブランド「eashion」の新業態だ。「道玄坂通」の店舗では、施設上階オフィスや近隣のワーカーのランチ需要を狙ったであろう弁当が多く並んでいた。 

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