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大苦戦の渋谷「道玄坂通」で一人勝ちする店の正体 ドンドン店が撤退、ドンキ運営・商業施設の実情

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  • 大関 まなみ フードスタジアム編集長/外食ジャーナリスト
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筆者の印象だが、野菜など栄養バランスは考えられていたもののややボリュームが足りず、その割に値段も安くなかった。ちょっと特別感のあるデパ地下であれば違和感はないが、ワーカーの普段のランチ使いとしてはズレが生じていたように思う。 

また、若者に向けた韓国グルメや「推し色ドリンク」など、「道玄坂通」ならではの商品を打ち出していたが、安易にトレンドを取り入れた感も否めず、これも奮わなかったようだ。 

どちらのブランドも、他の店舗はうまくいっているところも多いようだ。決してブランドの魅力がないわけではなく、今回は立地にうまくハマらなかったと思われる。 

そんななか、「ゴンチャ」だけやけに混んでいる 

現在、日本では約170店舗を展開する「ゴンチャ」の渋谷道玄坂通店(筆者撮影) 

そんな中、道玄坂小路に面した入り口すぐの区画で営業する「ゴンチャ」には、いつも人が集まっている。店内のイートインスペースはいつもタピオカを楽しむ若者でいっぱい。店内のみならず、周辺にあるベンチにもタピオカ片手にくつろぐ人があふれている。 

この「道玄坂通」には、自由に座れるベンチが至るところに設置されている。アフターコロナ以降、コロナの反動によるリベンジ消費やインバウンドの増加も相まって渋谷の人出はすさまじい。休日ともなればカフェはどこも激混みで、座ってひと休みできる場所を探すのもひと苦労だ。 

「道玄坂通」のベンチは、おそらくこうした状況を踏まえて意識的に設置していると思われる。座れる場所を用意することで、人の集まる場所になるし、テナントのテイクアウト商品の購入も促進される。 

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