大苦戦の渋谷「道玄坂通」で一人勝ちする店の正体 ドンドン店が撤退、ドンキ運営・商業施設の実情

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「ゴンチャ」のドリンクは疲れたときやリフレッシュしたいとき、ちょっとしたご褒美として購入するのにうってつけの商品。

渋谷の人ごみに疲れてようやく見つけたベンチでひと息ついたら、すぐそこに「ゴンチャ」が。ついつい、タピオカでも飲みたくなってしまうし、寒い冬でも、この店は温かい飲み物がある……。 

ベンチで「ゴンチャ」のドリンクを楽しむ人々。現在「道玄坂通」のベンチのほとんどを、「ゴンチャ」のドリンク購入客が利用していると言っても過言ではない(筆者撮影) 

「ゴンチャ」大盛況の要因は、施設の造りと店のコンセプトが見事にマッチした結果に他ならない。ドリンク片手に友人とひと休み。施設が実現したかったのは多分この光景だったはずだ。 

ドンキ、次なる“ダジャレ”を披露… 

そんななか、つい先日、「eashion fun SHIBUYA」跡に自販機専門店なる店舗がオープンするとの張り紙が。

おそらく、テナントは決まらないものの空気に貸しておくよりは自販機を置いて何かしらの賑やかしをつくりたい考えなのだろう。確かに、自販機であれば人件費もかからず低コストで運営できる。 

ジハン.キホーテ
自販機専門店「ジハン.キホーテ」のオープンを知らせる張り紙(筆者撮影) 

「ドミセ」の“おドろき”から懲りていないのか、「ジハン.キホーテ」という店名で、やはりダジャレを利かせることに余念がない。 

【本文中で紹介できなかった画像も!】立地は最高なのに大苦戦の渋谷「道玄坂通」。“おドろき”満載な店のチョイスとその並び

パン・パシフィックはダジャレを考える前に、この立地で業態の魅力が最大限に発揮されるテナントを入れてほしい。なにせ立地はとてもいいので、「ゴンチャ」の盛況を一筋の光として、テナント次第では大化けもありうるはず。

多くの人が集まる場所をつくり、次こそいい意味での“おドろき”を提供してほしいと切に願っている。 

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大関 まなみ フードスタジアム編集長/飲食トレンドを発信する人

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おおぜき まなみ / Manami Ozeki

1988年栃木県生まれ。東北大学卒業後、教育系出版社や飲食業界系出版社を経て、2019年3月より飲食業界のトレンドを発信するWEBメディア「フードスタジアム」の編集長に就任。年間約300の飲食店を視察、100人の飲食店オーナーを取材する。
Instagram:@manami_ohzeki

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