1400万円・1カ月でセルフビルドした40平米の家 家は、自らの手で建ててつくり込める時代に

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設計画面
(写真提供/VUILD株式会社)

部屋を大きく4つに区分し、玄関と水回り・ダイニング・ベッド・リビングを配置。とはいえ森さんも設計士ではないため、「VUILD」のスタッフにアドバイスをもらいながらプランを固めていったそうだ。

実際に一般の人が建てる場面でも、自作した図面データを共有してプロと相談しながらカスタマイズするため不安はないそうだ。このプランを考えるのに、森さんは1カ月くらいかけたと話す。早い人なら、2週間くらいでプランが完成する。

プランをもとに、いよいよ施工のフェーズだ。基礎・土台→駆体・屋根→断熱・気密→外装→内装の順番で工事を進めていくそうだが、31日間という工期の中でも、一番時間がかかったのは内装だという。

といっても、15日程度。建物そのものをつくるよりも、中身を仕上げるほうに時間がかかっているなんて、どんな工法で建てればそんなスピーディーに完成するのか。

施工工程
「那須のはなれ」の施工工程(写真提供/VUILD株式会社)

組み立てたり、取り付けるだけ。作業は意外とやさしい

そもそも柱も梁(はり)も、使用する木材はすべて「ShopBot」で加工された状態で運ばれてくる。木材は座標ごとにナンバリングされていて、その番号ごとに木材を正しく配置し、あとは組み上げるだけで駆体が完成する。作業内容としては非常にシンプルで、森さんは仲間の協力を得ながらほとんど一日で組み上げてしまったそう。

ナンバリング
それぞれの木材にナンバリングされている(写真提供/VUILD株式会社)
駆体をつくっている様子
駆体をつくっている様子(写真提供/VUILD株式会社)
ビス留めの様子
組み立てたらビスで留める(写真提供/VUILD株式会社)
 
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