閑散の「渋谷サクラステージ」スタバが穴場化な訳 東急をもってしても桜丘は難易度が高かった…?

開業からまだ時間が経っていないのに、早くも「ガラガラ」との声が出ている渋谷のサクラステージ。その中でも「スタバ」は人気で、"穴場化"しているようです(筆者撮影)
再開発が進む東京。「ハラカド」など、今までになかったコンセプトの商業施設が話題になる一方で、出遅れてしまったり、魅力が伝わりきっていない印象のビルも存在する。例えば、「Shibuya Sakura Stage」はその1つかもしれない……。
新著『ニセコ化するニッポン』を上梓した、都市ジャーナリストの谷頭和希氏が解説する。
昨年渋谷に全面開業したShibuya Sakura Stage(以後、サクラステージ)の記事を書いた。
開業して間もない施設だが「ガラガラ」という報道も目立っており、その理由を渋谷再開発全体の流れから考察したものだ。
関連記事:渋谷サクラステージ"閑散"に見る「再開発の現実」 渋谷の再開発はもう失敗してしまった…のか?
この記事には大きな反響があった。同記事ではサクラステージの施設に絞った考察を行ったが、そのときの反応として見られたのが「渋谷駅」との関係からこの施設の使いにくさを語るもの。たしかに、利用者からすれば駅から行きやすいかそうでないか、はとても重要な要素だろう。
そこで今回は「渋谷駅」との関係でサクラステージについて考えてみたい。
渋谷駅から桜丘には行きづらい?
前回の記事では渋谷駅からサクラステージへの動線については触れていなかったが、やはり記事への反応を見ていると、渋谷の中における桜丘地区の行きづらさがサクラステージへの客足を遠のかせているのではないか、という反応が多くあった。
トピックボードAD
有料会員限定記事
ライフの人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら