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閑散の「渋谷サクラステージ」スタバが穴場化な訳 東急をもってしても桜丘は難易度が高かった…?

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  • 谷頭 和希 都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家
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桜丘地区はもともと明治維新のときに、薩摩軍の隊長の一人がこの地に桜を植えて住宅地としたことがはじまりで、1980年代ごろよりマンションが増え、それに伴い個人経営の小さなレストランなどが集まるようになった。

今でも、いい感じの飲食店が立ち並ぶエリアも残っている桜丘(筆者撮影)

また専門学校も多く集まってきたり、イケベ楽器店をはじめとして音楽関係の店なども集積する。

渋谷という立地ながらどこか静謐な雰囲気で穴場的な場所だったのが特徴で、再開発以前から大人たちが隠れ家的に使っていた場所でもある。今でもサクラステージから少し歩けばこうした趣深いエリアが残っており、当時の面影を今に伝えている。

まだまだ変化の途中、これからのサクラステージに期待!

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街の雰囲気は一朝一夕に出来上がるものではなく、さまざまな影響を受けながら徐々に作られていくものである。

そんな街区をいきなり建物や動線の力で変化させていく、というのも難しい話なのかもしれない。

東急を批判したいというわけではなく、さまざまな街づくり、再開発案件を手がけてきた東急であってさえ、攻略するのに難易度の高い土地が桜丘だった……といえるかもしれない。

とはいえ、サクラステージは全面開業して日が浅い。また、テナントもまだ十分には入っていない。

これからさまざまな店が軒を連ね、さまざまな人がここを訪れて歴史を紡いでいくことで、サクラステージも含めた桜丘の新しいイメージが生み出されていくのかもしれない。

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