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マレリに2次破綻リスク、「日産系」部品会社の悲鳴 日産本体の不振の余波がサプライヤ―にも拡大

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2次破綻リスクも出てきたマレリ。日産不振の余波が広がる。

マレリ社の旧本社外観
2021年に売却したさいたま市の旧本社。リストラを進める(写真:朝日新聞社/時事通信フォト)

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昨年末に発表された、ホンダと日産自動車の経営統合計画。背景にあるのが、自動車業界全体に通底する強烈な危機感だ。本特集では、国内メーカーの合従連衡の動きのほか、中国勢が攪乱する世界市場の最新動向など、自動車業界の最前線を追った。

日産自動車の主力取引先の1社、マレリホールディングスが再び経営危機を迎えている。

2024年12月末、マレリの債権者である銀行団は180億円分の借入金の返済を1カ月間猶予することで合意した。マレリの負債総額は現在、6500億円程度とみられる。

マレリの前身はコックピットモジュールや熱交換機などを手がけるカルソニックカンセイだ。かつては日産子会社だったが、カルロス・ゴーン時代の2017年にアメリカの投資ファンドであるKKRに売却された。2019年に欧州同業のマニエッティ・マレリを62億ユーロ(当時の為替レートで約8000億円)で買収し、現在の形になった。

2022年に経営破綻

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