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元日産・志賀氏「40代が結集すれば日産は復活する」 ゴーン時代のCOOは古巣の現状をどう見るのか

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INCJ会長兼CEO 志賀俊之氏
志賀俊之(しが・としゆき)/INCJ会長兼CEO。1953年生まれ。1976年大阪府立大学経済学部卒業、同年日産自動車入社。2005年COO、2013年副会長。2015年産業革新機構会長兼CEO。2018年9月から現職(撮影:今井康一)

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昨年末に発表された、ホンダと日産自動車の経営統合計画。背景にあるのが、自動車業界全体に通底する強烈な危機感だ。本特集では、国内メーカーの合従連衡の動きのほか、中国勢が攪乱する世界市場の最新動向など、自動車業界の最前線を追った。

急激に業績が悪化した日産自動車。カルロス・ゴーン時代にCOO(最高執行責任者)を務めた志賀俊之氏が日産の問題点と反省を語った。

ブランド価値を引き上げられなかった

現在の苦境の責任は、現経営陣だけでなく、当然私にもある。現役で頑張っている従業員や取引先には申し訳ない。率直に当時からの問題を語ることで再生に役立ててほしい。

アメリカでハイブリッド車がないことが苦戦の原因といわれているが、本当の問題はゴーン時代を含めブランド価値を引き上げられなかったことだ。「フェアレディZ」などいい製品もあるが、企業としてのブランドは低いままだった。

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