有料会員限定

「自主独立」のホンダが経営統合をぶち上げた理由 鴻海の存在や経産省の意向だけが理由ではない

✎ 1〜 ✎ 4 ✎ 5 ✎ 6 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

日産との経営統合は「脱エンジン」宣言に踏み切った三部社長だからこそ。

次世代EV「0シリーズ」のプロトタイプ
ホンダがCES 2025でお披露目した「0シリーズ」のプロトタイプ。次世代EVとして2026年から順次市場へ投入する(写真:ホンダ)

特集「自動車 大再編時代」の他の記事を読む

昨年末に発表された、ホンダと日産自動車の経営統合計画。背景にあるのが、自動車業界全体に通底する強烈な危機感だ。本特集では、国内メーカーの合従連衡の動きのほか、中国勢が攪乱する世界市場の最新動向など、自動車業界の最前線を追った。

「電動化、知能化、自動運転技術などが今後飛躍的に進化する。まったく新しいモビリティービジネスに10年でなっていく。そこで戦うには個社では非常に厳しい」。2024年12月の記者会見で、ホンダの三部敏宏社長は日産自動車との経営統合に向けて動き出した理由をそう説明した。

「自主独立」で知られてきたホンダ。1990年から4年間の英ローバーへの出資を除けば、同業の自動車メーカーと資本関係は結んでこなかった。そのホンダが経営不振の日産と経営統合にまで踏み込んだのはなぜか。

稼ぎ頭は2輪事業

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD