昨年末に発表された、ホンダと日産自動車の経営統合計画。背景にあるのが、自動車業界全体に通底する強烈な危機感だ。本特集では、国内メーカーの合従連衡の動きのほか、中国勢が攪乱する世界市場の最新動向など、自動車業界の最前線を追った。
産業構造の変化に伴い、今後はサプライヤーでも再編が進む可能性がある。再編リスクに注目し、日本の上場自動車関連企業を2つの指標でランキングした。
低PBRランキング
1つ目の指標はPBR(株価純資産倍率)だ。2023年の東京証券取引所の「PBR1倍割れ」是正勧告で関心が一気に高まった。
最も低かったJ-MAX(旧丸順)は国内事業不振を契機に、2017年に同業の東プレと資本業務提携した。ただ、売り上げの約6割を占めるホンダの中国低迷により、中国での生産合理化を余儀なくされている。
2位のエフテックは足回り部品が主力のホンダ系で、J-MAX同様に中国低迷が響き、経営は厳しい。日産自動車は完成車メーカーで唯一のランクインとなった。
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