「ワークマン女子が撤退?」投稿に見る大胆な変化 一般アパレル化への"成長痛"が起きている
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1月、「ワークマン女子が不調で撤退?」という投稿がX上で拡散された。変化し続けるワークマンゆえに起きた”誤解”について解説したい(筆者撮影)/配信先ではすべての画像を見ることができません。本サイト(東洋経済オンライン)内でご覧ください
他企業が低迷するなかで、コロナ禍に大きく成長したワークマン。「職人軽視ではないか?」というネット上の声をよそに、一般アパレルへの"変身"を遂げつつある。
変化が急速だからこそ、ネガティブな臆測も出るのかもしれない…。新著『ニセコ化するニッポン』を上梓した、チェーンストア研究家の谷頭和希氏が解説する。
「ワークマン女子が不調で撤退?」
1月、こんな臆測がネット上で広がった。
発端は1月23日に発表されたワークマンのリリースから。「これまで『#ワークマン女子』として展開していた業態を『Workman Colors』に改める」としたのだ。この発表を受けてSNSなどでは「#ワークマン女子」の業態が不調だから撤退を始めたのではないか、というポストがにわかに広がった。
しかし後で説明するが元のリリースや決算資料を読み込めばそんなことは決してない。ただ、そのように勘違いする人が出るのも仕方がないことだ。なぜならワークマンはここ数年でかなりの変化を遂げているから。
今回の発表とその受け止めから、変化を続けるワークマンについて解説したい。
Workman Colorsへの転換の意味
まずは発端となったリリースを見てみよう。
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