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「ワークマン女子が撤退?」投稿に見る大胆な変化 一般アパレル化への"成長痛"が起きている

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  • 谷頭 和希 都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家
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ワークマンは「職人を軽視」してるのか?

ただ、そうした事態に合わせて職人向け特化の業態である「WORKMAN Pro」の店舗を作るといった対応も行っている。

そもそも昔ながらのワークマンも400店舗ほどあるから、必ずしも「職人軽視」ではないのだが、どうしてもそのように感じられてしまうこともある。

WORKMAN Pro。店内は職人向けの品揃えに特化されている(筆者撮影)

また、ネットを中心とする言論空間ではどうしてもネガティブな批判的意見が増幅されてしまうこともあるから、余計こうした声が目立ってしまう。

特にここ数年のワークマンは業績が若干のふらつきを見せていることもあり、そうした否定的意見の格好の餌食になってしまったのだろう。

だからこそ、#ワークマン女子なんて本業じゃないことにうつつを抜かしているからその業態を撤回させないといけなくなったんだ……という考え方が一定の納得度を持つわけだ。

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こう考えると、ワークマンにとって今回のような受け止められ方は仕方のないことだと考えるしかない。

ただ、#ワークマン女子を縮小させるどころか、発展的にWorkman Colorsへと変化させ拡大していく様子には、職人層だけでなく一般アパレルとして「マス」を取りにいけるというワークマンの確信、そして強いリブランディングへの意志を感じる。

ある意味、リブランディングの過程とその途上で起こる消費者の受け止めを観測するのに、ワークマンはとても興味深い。

いわば「教科書」的な見本を示してくれているともいえるのだ。

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