「ワークマン女子が撤退?」投稿に見る大胆な変化 一般アパレル化への"成長痛"が起きている

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ここでは「#ワークマン女子」78店舗を順次、「Workman Colors」へと改名していくことが述べられている。

それと同時にカラーズの新店も意欲的に出店を伸ばし、2月20日には新店のカラーズ桜井店(奈良県)と既存店の#ワークマン女子3店舗をWorkman Colorsに変え、4店を同時オープンさせる。

ブランド名刷新とともに、400店舗を目指すことを宣言したワークマン。進化か迷走か…と、自らメディアに報道の切り口を提案する、広報の上手さも非常にワークマンらしい(画像:WORKMAN HPより)

そもそも#ワークマン女子は、それまで作業服屋として男性の職人ニーズが強かったワークマンに対し、顧客拡大の意味で女性向けの一般アパレルラインを大幅に取り揃えた店舗。

店内商品の60%は女性向け商品で、ワークマンの企業としてのイメージ転換を象徴する店舗だ。特に都心や大型ショッピングモールなど、人の目につきやすい場所への出店を伸ばし、その存在感をアピールしてきた。

ワークマン女子
「WORKMAN GIRL(ワークマン女子)」の様子(編集部撮影)

ワークマンは「女子店の知名度を地方で高めるための広告塔であった都会/商業施設内/直営出店を一段落させて、本命の地方/ロードサイド/フランチャイズ出店へ重点を移行します」とリリースで述べる。

一般アパレルへの路線変更を維持したまま、地方出店にも舵を切るわけだ。

男性も取り込むことで、地方でも拡大しやすくなる?

しかし地方部では女性の人口の減少が起こっており、女性向けラインだけでは経営がままならない。そこで、同じく一般アパレルでありながら男女の商品比率が1対1のWorkman Colorsの出店を増やす、というわけだ。

Workman Colorsは、ワークマンの一般アパレル化をより推し進める業態で、機能性・デザイン性に優れた衣料品を男性/女性向けにかかわらず展開する。#ワークマン女子に比べると男性の集客も見込める業態だから地方部にぴったり、というわけだ。

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