次は子ども服に参入「ワークマン」はどこへ行く "女子"を大量出店、カジュアル業態を3割へ拡大

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キッズ業態は2024年度中に7出店を計画する(記者撮影)

女子の次はキッズ――。「ワークマン女子」の池袋サンシャインシティアルパ店内に3月5日、「Workman Kids(ワークマンキッズ)」の都内1号店がオープンした。キッズ業態は2月下旬に沖縄県内のワークマン女子でローンチしたばかりの新顔だ。2024年度中に関東3店舗を含む7店舗の出店を計画している。

ワークマンキッズの特徴は、基本的に大人用で作られているワークマンの機能性衣料を120~150cmの子どもサイズに規格した商品である点だ。共通デザインの商品も多く、親子などで「おそろいコーデ」を楽しむことができる。子ども服でもワークマンの強みである機能性はそのままに、価格は大人用の6割から7割程度に抑えている。

国内のベビー・子ども服の市場規模は約8200億円(2022年、矢野経済研究所の推計)。ワークマンの土屋哲雄専務は「このうち当社がターゲットにしている120~150cmの衣料市場を約半分(4000億円)と見積もり、4000億円のうちシェア5%の200億円を取っていきたい」と意気込む。

作業服専業から脱却

ワークマンは祖業の作業服市場での一本足打法から脱却するべく、機能性衣料のノウハウを盛り込んだアウトドアや運動用の商品を展開してきた。

2018年の一般向け業態「ワークマンプラス」を皮切りに、2020年にプロ向け商品を扱わない「ワークマン女子」、2023年にはトレンドを意識した「ワークマンカラーズ」を打ち出すなど、多様化している。その中で、ワークマンが子ども服に参入するのは自然な流れだったと言える。

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