「ワークマン女子」がカラーズに店名を変えるワケ。アウトドアブーム沈静化が業態転換のきっかけ?

3月7日、作業服大手のワークマンは、神奈川県の桜木町駅前の商業施設に「Workman Colors」(ワークマンカラーズ)を開店した。カラーズの旗艦店(現在12店舗)という位置づけで、約130坪、900アイテムのアパレルや服飾雑貨を扱う。
同店はかつて2020年に開店した「#ワークマン女子」(女子店)1号店だった。当時はマウンテンパーカといったアウトドアのアパレルを中心に販売し、女性客の人気を集めていた。
カラーズは女子店をリブランディングした業態だ。普段着として着るカジュアルウェアを主に扱う。男女の品ぞろえの比率も従来の2:3から1:1となり、ファミリー層向けの商品構成に変わっている。
ワークマンの経営企画を担う土屋哲雄専務は「従来は女性向けアウトドアに限られていたが、ベーシックとメンズも入れることで、市場を広げられる」と話す。
カラーズでメンズの専売商品を強化
カラーズは登山や釣り、スポーツシーンで着るアクティブウェアを女子店よりも減らし、明確にカジュアル業態として打ち出す狙いがある。女子店ではアイテム数全体の6割がアクティブウェアだったが、カラーズではカジュアルウェアが6割に変わっている。

入り口近くではリボンをあしらったスカートやラメが入ったシャツなど、トレンドを意識したアイテムも目立っていた。レディス服を中心に短納期、小ロットの生産方式を採用した商品も取り入れている。商品開発から納品までに最短1カ月で納入できるという。
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