「目のマッサージ」「眼筋ほぐし」は効果があるのか 「目薬」の効果の多くも感覚的なものにすぎない
 
目に関するリテラシーを高める
人生半ばで視力を失う中途失明者や、不可逆的な視力低下をきたす人は、意外に少なくありません。それが自分には起こらないという保証はどこにもありません。それなのに、失明をもたらす病気の名前はあまり知られていません。
中には、エビデンス(根拠)も何もない、怪しげな情報も流れています。簡単に視力が回復するメソッド。老眼を防ぐことができる方法。「スマートフォンの見すぎで失明する」と脅すような論調もあります。そうした正しくない情報に振り回されないよう、目に関するリテラシー(正しく理解する力)を高めることも求められています。(「はじめに」より)
著者は慶応義塾大学医学部卒業後、眼科領域で臨床に携わりながら研究を行う研究者である“Physician scientist”の道に進んだという経歴の持ち主。網膜の研究をしていた1995年に、緑内障を引き起こす原因遺伝子のひとつである「ミオシリン」を発見したという。






 
         
        
       
        
       
        
       
           
           
           
           
         
         
         
        












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