有料会員限定

3割の病院が経営不振、「日赤病院」変革の現在地 脱「親方日の丸意識」で生き残りに全力

✎ 1〜 ✎ 5 ✎ 6 ✎ 7 ✎ 8
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小
浜松赤十字病院の外観
浜松赤十字病院には新築移転したときの多額の借入金が今も重くのしかかっている(写真:筆者撮影)

特集「病院 大淘汰」の他の記事を読む

コロナ禍を経て、巨額赤字を抱えた病院の姿が露呈しつつある。本特集では、閉院が相次ぐ都市部や地方の実態に加えて、改革が成功し高成長を遂げた病院の実例など、医療の現場の今に迫る。

日本赤十字社は全国で91病院を運営している。大都市から僻地までをカバーする大小の公的病院群は独立採算制を原則とし、地元自治体と連携して住民の健康を支えている。

だが病院経営は厳しい。医療施設事業(病院事業)の2023年度経常収支は、新型コロナ関連の補助金(約230億円)があり159億円の黒字となったが、医業収支(営業利益)は297億円の赤字に。この補助金がない今年度はさらに厳しさを増している。

本社が積極的にテコ入れ

関連記事
トピックボードAD