鉄鋼商社は大きく分けて、伊藤忠丸紅鉄鋼などの総合商社系、日鉄物産など高炉メーカー系、阪和興業を筆頭とする独立系に分けられる。鉄鋼商社は需要家に対し重い供給責任を負う。加えて、規模の大きい鋼材取引では資金が膨らむため、商社には与信管理など金融機能も求められる。
顧客の要望に応じた細やかな鋼材加工についても商社が手配することが多く、2次卸や加工会社と連携して対応する。食品缶に強い日本製缶のような大企業もあるが、加工分野では地場メーカーの存在感が大きい。需要地に近い千葉県の浦安市、大阪府の岸和田市などには中堅中小の金属加工会社が集積している。
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