どの産業と、どれだけ取引をしているのか。家計や法人への販売はいくらぐらいあるのか──。通常ではなかなか見えない取引関係を、主要36業界を事例に、産業連関表を使って図解した。
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(写真:pearlinheart / PIXTA)
企業がどこからどれだけ調達しているか。そしてどこに販売しているか。本特集では会社四季報記者が日頃の取材や産業連関表を基に、56業界のサプライチェーンを“見える化”した。
アパレル|中国、ベトナムからの輸入品が圧倒的
別記事「分業型の課題を克服した一気通貫『SPAモデル』」で解説したように、ファーストリテイリング(9983)やしまむら(8227)など多彩な企業が存在する。産業構造は中国を筆頭に輸入が大半を占め、需要側である販売先も家計消費がメイン。ただし、自衛隊や警察を含む公務、金融など、制服の需要が一定程度業界を支えている。
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中食|調達は肉やコメが主要な食材、販売は家計
持ち帰り弁当など中食産業を指す。プレナスやハークスレイ(7561)、ロック・フィールド(2910)などが代表例。供給は日本ハム(2282)の食肉や、コメ(精穀)、味の素(2802)などの調味料の金額が大きい。需要はほとんどが家計消費となっている構造。
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