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図解で読み解く産業構造⑭漁業、水産加工、時計 マルハニチロ、カシオ… 労働者派遣サービスも

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どの産業と、どれだけ取引をしているのか。家計や法人への販売はいくらぐらいあるのか──。通常ではなかなか見えない取引関係を、主要36業界を事例に、産業連関表を使って図解した。

漁港で水揚げする様子
(写真:xhiiiix / PIXTA)

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企業がどこからどれだけ調達しているか。そしてどこに販売しているか。本特集では会社四季報記者が日頃の取材や産業連関表を基に、56業界のサプライチェーンを“見える化”した。

水産(漁業、養殖)|漁業は重油の、養殖は飼料の金額が大きい

漁業や養殖を行う業界で、マルハニチロ(1333)が断トツ、三菱商事(8058)も養殖で存在感あり。調達は漁業であれば燃料の重油や船舶修理が、養殖ではフィード・ワン(2060)や中部飼料(2053)などの飼料が大きい。販売先は家計消費も一定金額あるが、冷凍魚介類や飲食店など、業務用の比重が大きい。

水産|輸入はメバチマグロやサーモンが多い

魚を冷凍魚介類や缶詰など食品に加工する業界。マルハニチロ(1333)やニッスイ(1332)などが著名。漁業や養殖からの調達に加え、中国のメバチマグロやチリのサーモンといった輸入の比率が高い。販売の多くは家計消費だが、回転ずし向けなど業務用の需要も一定金額存在する。

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