どの産業と、どれだけ取引をしているのか。家計や法人への販売はいくらぐらいあるのか──。通常ではなかなか見えない取引関係を、主要36業界を事例に、産業連関表を使って図解した。
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(写真:chesky / PIXTA)
企業がどこからどれだけ調達しているか。そしてどこに販売しているか。本特集では会社四季報記者が日頃の取材や産業連関表を基に、56業界のサプライチェーンを“見える化”した。
電池|リチウムから乾電池まで含み、需要は多彩
パナソニック HD(6752)やGSユアサ コーポレーション(6674)、マクセル(6810)などが主要企業。自動車向け鉛電池の関連材、次いでニッケルやコバルトなどの非鉄金属地金が主要な調達部材となっている。需要は産業部門、輸出ともに乗用車向けが多いが、家庭向けの乾電池も少なくない。
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電線・ケーブル|自動車部品や電力関連会社が主要販売先
銅などを原料に建物やインフラ、車載で使用する電線・ケーブルを製造。住友電気工業(5802)や古河電気工業(5801)、フジクラ(5803)が上場大手。単純な電線は輸入材が多い。調達は住友金属鉱山(5713)などが精錬する銅が約半分を占める。販売先は、自動車部品や電力関連会社がメイン。
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