スシロー「鶴瓶削除→撤回して謝罪」が大失態な訳 とばっちりのクレームに屈した企業と印象づいた

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スシロー
スシローの「鶴瓶隠し」が批判を浴びている(写真:ponta2012/PIXTA)

回転寿司チェーン「スシロー」を展開する「あきんどスシロー」が、笑福亭鶴瓶さんを起用した広告や販促物の掲載再開を発表した。

鶴瓶さんをめぐっては、中居正広さんらとのバーベキュー会が報じられていて、スシローはこの報道にすぐさま反応。即座に「鶴瓶隠し」へと動いたが、ネット上では「判断が速すぎたのではないか」との指摘が相次いでいる。

筆者はネットメディア編集者として、これまで10年以上、企業の宣伝戦略と、それを受けたSNSユーザーの反応を見てきた。そこで感じるのは年々、企業とタレントの「関係性」を重視する世の中になっているのではないかということだ。

時流を考えると、今回の「起用見合わせから、一転して再開」という対応は、消費者にネガティブな企業イメージを与えるのではないかと危惧している。

SNS上では「さすがにやりすぎだ」と指摘が相次ぐ

バーベキュー会の存在が公になったのは、2025年1月25日掲載の「週刊文春 電子版」記事だ。

【画像5枚】スシロー「深く反省しております」 謝罪も消費者からは"ガッカリ"の声
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