有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス

歴史的高騰のコメ、今秋には一転「コメ余り」か 「備蓄米の放出」は生産者にも変化をもたらす

8分で読める 有料会員限定
2/4 PAGES
3/4 PAGES

需給逼迫対策の1つは備蓄米の放出だ。今年放出する分、翌年コメを買い戻す条件が付いており、2025年産の需要が増えることになる。需要増に対応して生産が増えると見込まれる。

もう1つは、品薄が起こりやすい端境期に、収穫を控えたコメを他用途からご飯向けに振り向けられるようにすることだ。

これまで農水省は、水田維持の名目で飼料用などに補助金を費やしてきた。2024年産のコメではご飯向け(主食用)126万ヘクタールに加え、飼料用米9.9ヘクタールなどが作付けされている。

コメ全体でみれば需要増への対応余地はある。用途変更の柔軟化で、再び「米騒動」に見舞われるリスクは低下する。

水田じゃなきゃダメですか

反面、水田に的を絞った農業政策は行き詰まり、転換を迎えている。その極みが「水張り5年ルール」の撤廃だ。

水田だった農地に麦や大豆などを作付けすると補助金が支払われる。そこに2022年、「5年に1度は水を張る」という要件が加わった。「水田である証明」を課したのだ。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数